ブランドは愛である。

クルマはよく「愛車」とかっていうじゃないですか?カメラなんかも「愛機」っていいますよね。動物でも「愛犬」「愛馬」なんて言います。なんで?
いわゆる白物家電と言われているモノたち、「愛冷蔵庫」とか「愛掃除機」とはあまり言わない。昔「愛妻号」っていう洗濯機があったけどあれはパートナーへの愛だからね。(家電を開発されている皆さんごめんなさい、皆さんの想いと努力は良くわかっていますから。)
人は人ではない単なるモノや動物に「愛」を感じる時ってその対象物を「人」として捉えているのではないかと思うのです。ペットを飼っている人たちにとってそれは単なる動物ではなくて「家族の一員」ですよね。愛犬や愛馬は飼い主と信頼関係ができていてお互いにかけがえのない存在にまで関係性を築けたからこそ、種を超えた「愛」が生まれるのだと思います。独りでに掃除をしてくれるロボット掃除機、絶妙な焼き加減で美味しいトーストを焼き上げてくれるトースター。ITの進化はかつての白物家電に「愛」の冠を載せる可能性を高めました。機能的価値だけでなく、情緒的価値を届ける手段として技術を使うのです。開発者の想いをより込めやすくなった今だからこそ、開発者は愛とは何かを考えるときだと考えています。商品やサービスに愛を込めることができた時、それはブランドとなり顧客にとってかけがえのないものとなるでしょう。商品やサービスは送り手と受け手が愛という価値を交換するためのメディアでありエンティティーなのです。
かつて本田宗一郎は「技術は人のためにある」と言い、だから「研究所は人間の気持ちを研究するところであって、技術を研究するところではない」として商品・サービスの先にいるお客様のことを想えと説きました。技術はそのための手段だと。
人を想う気持ちを忘れないで
ブランドとは「愛」なのです。

ブランドの視座から愛とは何か、人の幸せとは何か、ビジネスは何のためにあるのかを考えていきたいと思います。

1 Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。